社会保険や労災保険の手続きの大切さ

例えば所属する会社によって厚生年金や健康保険などの社会保険が完備されていたりしなかったりします。
それは法律で、社会保険へ強制加入しなければならない事業所と、そうではない事業所が存在するからです。
法人形態を取っている会社は強制適用事業所となりますからサラリーマンの多くは会社を通して各種社会保険へ加入しています。
一方個人事業の場合、常時従業員数が一定以下の場合や特定の業種の場合はこの社会保険への加入が任意となります。
会社によって社会保険の有無に差があるのはそのためです。

しかし労災保険は、厚生年金や健康保険の社会保険と異なり、事業主がひとりでも人を雇えば加入手続きを取らなければならないものになります。
業務中の事故に対して給付が受けられるようなものなので、労働者やその家族を守るためには必要な保険になります。
残念ながらこの労災保険にも未加入の事業所があり、訴訟沙汰になるケースも近年増えてきています。
事業主は加入義務のある保険には必ず入るように手続きを取りましょう。

社会保険の手続きや疑問・不安は社会保険労務士へ相談に行くといいですよ。
社会保険事務所よりも敷居が低いため、声を大きくして聞けない事も気軽に相談できますよ。
大阪の社会保険労務士の事務所　事務所概要

社会保険の意義と手続きの方法

社会保険とは国で加入する保障制度の総称のことをいいますが、国といっても実際は事業所、所属団体ごとに加入するものになります。
つまり会社勤めのサラリーマン、ＯＬの方なら会社が加入しており、会社を通して自分自身も加入手続きをされているはずです。
特別自分で年金事務所や職安、労働監督署に出向いて手続きをした記憶がなくても、会社側が行う手続きなので否応なしにお給料から保険料が引かれているはずです。

しかし毎月高額な保険料を支払っているにも関わらず、この社会保険の役割について把握していない方も多いのではないでしょうか。
どんな役割、保障があるのか簡単にご説明します。

病気・けが・介護・障害を持った際、死亡した際、失業した際、労働中の災害、など実は社会保険でカバーされる部分はとても幅広いのです。

わたしたちが安心して生活できるのは、こういった保障があるから、といっても過言ではないのです。
万が一が起きた際に現金や現物支給で、保障を受けられるようになっているのです。

社会保険のおかげで多くのリスクからわたしたちは守られているのです。

今更聞けない！社会保険や社会保障制度、手続き

少子高齢化が深刻な現代の日本社会において、社会保障や社会保険といった言葉をテレビやマスコミを通してよく耳にするようになりました。

しかし若い世代を中心に、これらの制度や仕組みについていまいちよく把握していない方も大勢いらっしゃいます。
実はわたし自身もそのひとりでした。

大人として社会保険や社会保障制度について最低限知っておくことはもはや常識の範ちゅうです。

簡単にまとめてみましたので参考にしてください。

まず会社員なら毎月お給料から各種社会保険料が天引きされているはずです。
ここでいう社会保険とは厚生年金保険と健康保険のことを指しますが、社会保険とは国で加入する保障制度のことです。
国で加入するといっても実際の手続は事業所単位で行われます。
つまり勤めている会社や団体などで加入をすることになるのです。

よくよく明細を確認すると毎月それなりの額を差し引かれているはずです。
しかし会社も保険料の半分を負担しているのです。
従業員を多く抱える企業ほど、この保険料の額は軽視できないものになります。